now I'm no longer alone / ブルームーン千秋楽

舞台『ブルームーン』の幕が下りました。

6月28日、この舞台の千秋楽となる公演を、当日券で観劇することができました。前日の電話がつながったのは私ではなく、協力してくださった方でした。5月にグローブ座で観劇したときに隣に座っていた方で、初対面の私に「電話お手伝いしますよ」と声をかけてくださったのです。
同席するきっかけとなったそのチケットは、もともと私が持っていたものではなく、自担の主演舞台に奔走する私のために職場のエイト担が手配してくれたものでした。そんな経緯もあって、隣にはてっきりそのエイト担の知り合いが座るものだと思っていたのですが、よくよく話を聞いてみると面識はないとのこと。いったいどう経由して私のもとに来たんだろう…?と不思議に思いながら、「こうして隣になったのもなにかの縁ですから」と、その場で互いの連絡先を交換したのです。手伝ってくださるお気持ちだけでも嬉しかったのに、まさかほんとうに、繋がるなんて。


「縁」って本当にあるんだと思いました。
だれかとだれかをつなぐ見えない糸のようなそれを、私はいつも、外側から眺めるだけだった。


思えば、2月にこの舞台が発表されて以来、ずっと「自分でどうにかしなくちゃ」と気を張り続けてきました。
「自力でチケットを手に入れたい」という意地もまぁありましたが、現実的に、頼れるつてと経験が私にはなかった。だからこそ、自分の身一つで出来る努力はすべてやってきたつもりです。
結果を言えば、自力で手に入れることは果たせました。けれどそれ以上に嬉しかったのは、私にも力になってくれる人がいたことです。

ブルームーンの終盤には「ひとりきりの私に、さよならできるの」というルミの台詞があって、もちろんこれは恋人(=ユタカ)を想定した言葉ではあるけれど、千秋楽の公演では、この台詞が一際心に沁みました。
一人の力で得ることに最後まで固執していたら、心は擦り減るばかりで、きっと舞台を楽しむことは出来ませんでした。


改めて、『ブルームーン』を通じて私と関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。


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3回目のカーテンコール。主演を務めた横山さんによる挨拶がありました。(記憶を頼りに後から書き出したので、雰囲気で読んでください。

「ありがとうございました! そうですね……一か月半ですか。いろんな方に感謝を言いたいんですけど、まずは、こんなあたたかい本を書いてくださった青木さん。演出していただいた裕美さん。関わってくださったスタッフの皆さん。演者の皆さん。本当に感謝してます。そして、こうして足を運んでくださった皆さんに改めてありがとうございますと伝えさせてください。本当にありがとうございました。


えー…千秋楽というのは本当にさびしいものなんですけど、僕の中にひとつ宝物が出来たと言いますか、こんなあたたかい作品に関われたことを本当に嬉しく思います。
途中からマイコちゃんがうるっときてて、ぼくもつられて危なかったですけど(笑)
これから(演者の)皆さんが活躍されることを………って僕が加賀さんに言うのおかしいですよね。(加賀さん、笑って横山さんの左肩をたたく) いや、加賀さんは大先輩なので。


とりあえず、ブルームーンは今日で終わりますけれど、皆さんの心の中にずっと生き続けると信じてますので、どうかブルームーンをちょっとでも思い出していただけたら嬉しいです。一か月間、ありがとうございました!」


全35公演、お疲れさまでした。夢中で追いかけたこの一か月間、あなたのファンをしていてほんとうに楽しかったです。ありがとう。